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股関節がつまるって何だろう？と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、股関節まわりの違和感や痛みを感じたことがありますか？

階段を上がる時や何かを拾うときに、股関節が突っかかる感じや痛みがある場合は、股関節がつまっていることが考えられます。股関節がつまってしまう原因は様々ですが、主にデスクワークや車の運転で長時間、座りっぱなしでいたり、立ち仕事などで立ちっぱなしでいると、股関節まわりの筋肉が硬くなり、筋肉が緊張し動きの制限が出て痛みを引き起こします。

また、不良姿勢から股関節のかみ合わせが悪くなり、痛みにつながります。
つまり、股関節のつまりや痛みを改善するには、骨盤周辺の筋肉を動かし、緩めてあげることや姿勢を整えることが大切です。

これから、股関節の働きや痛みの原因、改善方法を詳しくお話していきます。

 

 

股関節のつまりの症状

 

 

• 階段の上り下りをする際に、股関節が痛む
• バスや電車で座ったり立つときに、手すりがないと困難になった
• 歩行中も痛みを感じる
• 靴ひもを結ぶことや靴下の履きづらさがある

 

 

代表的な疾患

変形性股関節症

股関節部分の軟骨がすり減って、骨が変形し股関節のかみ合わせがずれてきてき、可動の制限がかかり、痛みを生じる。

 

臼蓋形成不全

骨盤側の臼蓋（屋根にあたる部分）の発達が不十分なため、大腿骨を十分に覆うことができず、屋根が正常よりも浅くなっている状態です。
先天性の股関節脱臼のように、遺伝や生まれつきなものもあり、後に変形性股関節症を引き起こしやすくなります。

 

リウマチ性股関節症

自己免疫疾患の一つでもあり、正常な骨や関節、組織を免疫細胞が誤って攻撃してしまい、炎症が起きて痛みを生じます。また、治療による大量のステロイドを使用した際は、組織が溶けてしまい、大腿骨頭壊死を発症してしまうこともあります。

 

 

 

股関節のつまりや痛みの原因

股関節のつまりや痛みの原因は、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなし、不良姿勢により、お尻の深層筋である、梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋が硬くなり、股関節のかみ合わせが悪くなって正常な関節の動きができなくなります。

そうなると、股関節と大腿骨がぶつかってしまい痛みが生じます。

 

 

股関節の形状や働き

 

股関節は、骨盤と下肢をつなぐ重要な役割を果たしています。

そして、股関節は大腿骨と骨盤から構成されており、大腿骨の先端にある球状になっている大腿骨頭と、大腿骨頭を受け皿のようにお茶碗型の形状（ボールソケット関節）になる骨盤の寛骨臼が包み込み、股関節への負荷を分散させ、安定させています。

 

骨盤側の関節の形状は、少し斜めに作られているため、大腿骨はこの斜めに沿って動きます。大腿骨が骨盤側の形状よりも内側に向いてしまうと、骨盤側の関節の縁と大腿骨が、衝突してつまりや痛みが出てきてしまいます。

 

 

 

股関節のつまりと痛みの改善方法

股関股まわし

 

中殿筋の筋膜リリース

 

中殿筋ストレッチ

 

股関節のインナーマッスルの外旋六筋を強化

 

 

まとめ

股関節のつまりや痛みの原因と改善方法を解説していきました。

股関節のつまりの原因は、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなし、不良姿勢によって股関節のかみ合わせが悪くなり、股関節を構成している骨盤と大腿骨が衝突し、つまりや痛みを引き起こしていることが分かりました。

改善するためには、股関節まわりの筋肉を動かし血行をよくすることが大切です。また、硬くなってしまったお尻の筋膜をほぐすことで、殿筋の深層筋を目覚めさせ、強化していくことで、正常に股関節が機能していきます。

どうしても痛くてしゃがみにくい場合は、つま先や膝を外に向け、ややガニ股にしながら膝を曲げるとつまり感が出なくなるので、ぜひ、試してみてください。