TOPIC

  • 腰椎ヘルニアの誤解|長引く腰の不調、その正体とは?

    腰椎ヘルニアは、多くの方々にとって身近な健康問題ですが、その実態については誤解が多いのが現状です。ヘルニアの診断を受けてから何年も経っているにもかかわらず、腰の不調の原因にヘルニアを疑う方も少なくないのではないでしょうか。
    しかし、現在の腰の不調は別の原因によるものである可能性が高いのです。

    本記事では、腰椎ヘルニアに関する誤解の具体的な内容や痛みの本当の原因、効果的な対策を解説いたします。
    腰痛についての理解を深め、健康的な生活を送るためにぜひ最後まで読んでください。

     

     

    長期的な不調の背後にある真実

     

    過去に腰椎椎間板ヘルニアと診断された経験がある場合でも、現在の腰の不快感は別の要因によるものである可能性が高いと考えられます。

     

     

    腰椎椎間板ヘルニアには急性期と慢性期がある

     

     

     

    「ヘルニアだから痛い」という誤解

    椎間板ヘルニアとは椎間板が外に飛び出ている状態を指します。
    MRIなどの画像診断で、椎間板が正常な位置から飛び出て、神経が圧迫されているように見えても、症状を出さないということが多くの医療機関から報告されています。
    つまりヘルニアの存在と痛みの症状は必ずしも関連していないのです。

     

    腰椎椎間板ヘルニアの炎症は数ヶ月でおさまる

    腰椎椎間板ヘルニアの炎症がおさまる過程は以下の通りです。

     

    • 生体内異物反応:脱出したヘルニアが体内で異物として認識され、炎症反応を引き起こします。この過程で、ヘルニアが分解・消化されていきます。

     

    • 自然縮小:急性発症の強い痛みを伴うケースでも、3〜4週間で症状が急激に改善することがあります。多くの場合、6ヶ月前後を境にヘルニアが縮小していく傾向があります。

     

    • 炎症の自然消失:飛び出した髄核による炎症は、一定期間(数ヶ月)で自然に消失することが判明しています。

     

     

     

    本当の痛みの原因

     

    ヘルニアは神経に触っても痛みは出ない

    腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の線維輪に傷がつき、中心にあるジェル状の髄核が押し出されることで発生します。従来の説明では、この押し出された髄核が神経に触れることで痛みが生じるとされてきました。
    しかし、実際にはヘルニアが神経に触れても、痛みは発生しません。

     

    炎症があることで症状があらわれる

    腰椎椎間板ヘルニアで痛みが生じるのは、ヘルニアと神経の周囲で炎症が起こることによるものです。
    腰椎を筋肉で支えられない状態で強い刺激を受けたり、悪い姿勢で長時間のデスクワークをすることで圧迫されたり、炎症があることで症状が出ます。
    また、炎症が慢性化すると神経が過敏になり、痛みを感じやすくなることがあります。

     

     

    今の腰の不調を正しくとらえて効果的な対策を

     

    腰痛の原因による分類と対処法

    腰痛は原因に基づいて大きく二つのカテゴリーに分類されます。
    大まかなイメージとしてとらえてみてください。

     

    明確な原因が特定できる腰痛「特異的腰痛」

    ・腰椎椎間板ヘルニア(急性期)
    ・変形性脊椎症
    ・急性腰痛(ぎっくり腰)

     

    原因が明確でない腰痛「非特異的腰痛」

    ・腰椎椎間板ヘルニア(慢性期以降)
    ・筋肉や靭帯の緊張
    ・姿勢不良
    ・生活習慣

     

     

    適切なケアの重要性

    長期的な腰の不調がある場合は、適切な対処法をとることが重要です。

     

    原因が明確な「特異的腰痛」の場合

    第一選択として、医療機関で適切な診断と治療を受けることが重要です。専門家による診断を受けることで、痛みの原因を特定し、効果的な治療を受けることができます。

     

    原因が明確でない「非特異的腰痛」の場合

    はっきりとした原因が特定できない腰痛の対策には、姿勢改善や筋肉のバランスを整えることが重要です。
    長年のクセや習慣は自覚しにくいため、動作分析の専門家に評価してもらうことをおすすめします。
    専門家の指導のもとで正しい動作を体に覚えさせることで、日常生活での負担の蓄積を防ぐことにつながります。

     

     

    まとめ

    多くの人が腰が痛いときに腰椎ヘルニアが原因と考えがちです。
    ヘルニアの診断をされてからどのくらいの期間が経ったか

    • 現在の痛みの原因を明確にできるか
    • それぞれを詳しく分析していくことが現状の正確な把握につながります。

    過去の診断に固執せず、現在の状態に基づいた適切な対応を心がけましょう。

     

     

     

     

     

     

    業界最多種類のピラティス専用器具(リフォーマー)を完備している「Repilates(リピラティス)」なら正しいフォームを大切にし、症状や体の機能改善を得意としたピラティススタジオです。

    ピラティスでカラダの改善をしてみたい方は、通常3,300円(税込)の体験レッスンが無料になるキャンペーンを実施しているRepilatesで試してみましょう。

     

     

     

    Repilates(リピラティス)では、姿勢改善に特化した女性専用マシンピラティススタジオで、池袋駅・飯田橋駅から徒歩2分の好立地で通いやすい所も魅力的です。

    初回オリエンテーションでは、姿勢診断カウンセリングや症状リスクと通い方の提案、ピラティスの知識、マシンの使い方など初めての方でも安心の内容となっています。

    あなたにあったピラティススタジオ選びが重要ですので、是非この機会に体験してみて下さいね!

     

     

     

CONTACT

各種お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム