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ここ最近、姿勢が気になる…そんな悩みを抱えていませんか？

ここでは、猫背の悩みを抱えている方に、本当の原因と効果的な改善方法について、身体の仕組みから詳しく解説していきます。

短い時間でもできる効果的な改善方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読めば、なぜ猫背になりやすいのか、どうすれば改善できるのかがきっと分かるはずです。

 

 

猫背が改善しない原因は筋肉の仕組みにあった！

身体の仕組み「屈筋」と「伸筋」の基礎知識

ストレッチや運動をしていても、なかなか姿勢が良くならないと感じていませんか？
これには理由があって、私たちの身体の仕組みが大きく影響しているのです。

そもそも人の身体は、生まれながらに猫背になりやすい筋肉の特徴を持っています。
身体に備わっている筋肉は、「屈筋」と「伸筋」という2つのタイプに分けられ、この2つの筋肉は、まるでシーソーのように、バランスを取り合いながら身体を支えています。

「屈筋」は関節を曲げる働きをする筋肉で、例えば腕を曲げたり、お腹を丸めたりするときに使う筋肉です。
一方「伸筋」は、関節を伸ばす働きをする筋肉で、背筋を伸ばしたり、姿勢を保ったりするときに活躍します。
この2つの筋肉のバランスが崩れると、自然と猫背になりやすい身体になってしまうのです。

 

生まれつき「屈筋」が発達する３つの理由

私たちの身体には生まれつき「屈筋」が強くなる理由があるのですが、それには大きく3つのポイントがあります。

まず1つ目は、胎児期の姿勢に関係しています。お母さんのお腹の中では、赤ちゃんは常に丸まった姿勢をとっているため、自然と「屈筋」を使い続けることになります。

2つ目の理由は、筋肉の発達時期の違いにあります。「屈筋」は生まれた時から使える状態なのに対して、「伸筋」は生後3ヶ月以降になってから使い始めるので、どうしても発達に差が出てしまうのです。

そして3つ目は、私たちの反射的な動きに関係しています。
例えば、熱いものに触れたときや、くしゃみをするとき、寒さを感じたときなど、身体が反射的に動く場面では必ず「屈筋」が使われます。

このように、生まれながらにして「屈筋」が優位になりやすい仕組みが、私たちの身体には備わっているのです。

 

 

なぜ人は猫背になりやすいのか？「屈筋」と「伸筋」の関係性

 

身体の経験値が作る「屈筋」と「伸筋」の差

私たちの身体の筋肉には、使えば使うほど強くなるという特徴があります。
これは運動でも同じですが、筋肉は日々の動きの繰り返しによって、少しずつ発達していくのです。

「伸筋」は本来、正しい姿勢を保つために重要な役割を持っています。
しかし、日常生活の中で「伸筋」を積極的に使う機会はほとんどありません。
そのため、「伸筋」の経験値は自然と低いままになってしまいます。

これが、「伸筋」が「弱くなりやすい筋肉」と呼ばれる理由なのです。
この経験値の差は日々の生活の中でどんどん広がっていき、その結果、猫背になりやすい身体ができあがってしまいます。

 

 

 

正しい姿勢を手に入れる！猫背改善の正しい手順

 

正しい手順で猫背を改善しよう！

猫背を良くしようと思っても、やみくもに背筋を伸ばそうとするだけでは上手くいきません。
効果的な改善には、きちんとした手順があります。

まず最初の重要なステップは、硬くなった「屈筋」をほぐすことから始めます。
なぜなら、毎日のスマホやパソコン作業で、知らず知らずのうちに首や肩の「屈筋」は緊張状態になっているからです。
この緊張した状態のまま姿勢を正そうとしても、「屈筋」が身体を引っ張ってしまい、うまく背筋が伸びません。
そのため、朝の通勤電車の中や、お昼休みなどの短い時間でも、できるところから少しずつストレッチを始めていきましょう。

「屈筋」の緊張がほぐれてきたら、次は「伸筋」の強化に移ります。
ただし、いきなり頑張りすぎると、せっかくほぐれた筋肉がまた固まってしまうので要注意です。
これまでお話ししてきたように、私たちの身体は「屈筋」が優位になりがちなので、「伸筋」はゆっくりと時間をかけて鍛えていくことが大切です。

猫背を改善するには時間がかかりますが、「屈筋」と「伸筋」の関係を理解しておくことで、効率的にアプローチできるようになります。

ゆっくりと呼吸を整えながら、決して無理のない範囲で続けていきましょう。
必ず良い変化が表れてきますよ。
皆さんも、今日から自分のペースで始めてみませんか？